2020年03月07日

髪型をかえたいぎあちょと今のままでいいイルくん。(イルギアBL)

色々な髪型にアレンジ出来るロングのイルーゾォを見て自分も髪型変えたいなー。
なんて漠然と思うギアッチョの話です。

どしてもギアッチョを子猫ちゃんにしちゃうね……。
何となく小さいイメージがあるんだよ仕方ない。

という訳で今日のイルギアコーナーです。
どうぞ。




「その髪に口づけを」

 ギアッチョが焼きたてベーコンの匂いに誘われ億劫そうに起き上がれば、ちょうとテーブルに分厚くやいたベーコンを挟んだパンが並べられた所だった。

「お、今起きたのか。相変わらずねぼすけさんだなオメーは。ははっ、飯出来てるぜ」

 そう言いながら笑うイルーゾォは今日は髪を一つにまとめそれをアップにしている。
 額を出しているため、普段と雰囲気がちがい艶やかな色気を感じさせた。
 昨日はたしかポニーテールにしていたか。

 出かける前に髪をセットしてない時、いわゆる「適当に縛っただけ」の髪型でも長髪のイルーゾォは多彩なアレンジでギアッチョの前に現れた。
 その姿を見るたびにギアッチョは彼に大人の色気を感じ、嬉しいようなくすぐったいような気持ちを抱くのだ。

 実際、自分より年上……大人であり背丈も体格もずといいのだから大人の色気があるのは当然かもしれない。
 けれども、自分がイルーゾォと同じ歳になった時あんな風に誰かをドギマギさせるような魅力を放つ事が果たして出来るだろうか。

 ギアッチョは自分が成人男性としては小柄である事を自覚していた。
 髪もイルーゾォのように艶やかなストレートではなくくるくる巻いた天然パーマだから同じような格好をしてもきっと子供が無理にお洒落をしたような感じになってしまうんだろう。

「はぁー、俺も髪型変えようかな……」

 せめてストレートパーマでもかければ、少しは雰囲気がちがうのだろうか。
 そう思い呟けば、イルーゾォはキョトンとした顔でギアッチョを見た。そうかと思うと。

「何いってんだよっ、お前はその髪型がいっちばん似合ってるぜ!」

 そういってギアッチョを抱きしめ、髪がクシャクシャになるまでなで回すのだ。

「やめろって! 何するんだよ」
「いや、別に。ただ、何だろーなぁ……うん、お前がどんな姿でも俺は好きだけど、今の自分をそんなに嫌いになるんじゃねーよ……って感じ?」
「はぁ? 何だよそれ」
「はは、何だろーな、でも……」

 と、そこでイルーゾォはギアッチョの髪にやさしく口づけをする。

「でも、俺は今のおまえが嫌いじゃないからな」

 その優しく甘い言葉を聞くと、別に髪型や服装を変えなくてもいいかと。
 ギアッチョはそう思いながら、焼きたてベーコンがたっぷり入ったパンにかじりつくのだった。
posted by 東吾 at 12:34| ジョジョ駄文