2019年09月25日

突然始まって突然終るエロ小説の書き方講座

今までエロマンガ島に住んでた友達が手を痛めてしまい、漫画を描くのが大変になったようで。

エロかきたい!
でもエロを描くほど手が回復してない!

そのジレンマを解消するために「そうだ、エロ小説を書こう!」と友達がなってくれたら、俺はそれを全力で支援したい!

そう思い、俺が普段書いてるエロの書き方を乗せておきます。

俺の俺による俺のための書き方なので参考にならないかもしれませんが、エロ描きたい! 手が回復してない! よし、エロ小説を書こう! と思った時、少しでもその思いに寄り添えたら嬉しいです。


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最初に

エロ小説は漫画やイラスト集と比べると、びっくりするくらい読んでもらえません。
でも大丈夫!
エロ小説は、漫画やイラスト集よりどうしてもページ数が多くなりがち。
つまりこれは「印刷所さんとしては上客」なのです!

ぼくの、わたしのエロ小説なんて誰が喜ぶんだろう。
そう思わないでください。

最低でも印刷所さんは喜んでくれますよ!
(ただし、締切り通りにちゃんと入稿している良い作家に限るので注意してください)

自分が経済を動かしているんだ!
その自覚をもって、堂々とエロ小説を入稿しましょう!
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■まずプロットを組もう

ぼくの場合、最初にプロットを決めます。
といっても、普通の小説のようなあらすじ的なものではなく、ぼくの場合「書きたいプレイ」を具体的にここで決めてしまいます。

だいたい「前戯」「本番」の流れを決めてから書くといい感じです。
やおい小説を書く場合、本番の後にフェラとかしたら「おまえケツにいれたチンポ舐めてんぞ」になるので気をつけましょう。(そういうプレイなら別です)

色々なシチュエーションがありますが、初めてエロ小説を書く人二人でねっちょりエッチをする方がオススメです。

まんがでも一杯ちんちんやまんまんを書かなきゃいけないような輪姦や乱交は、エロ小説でもいっぱいちんちんとかまんまんを書かなきゃいけないので大変です。

とりわけ、初めてエロ小説を書く時は「竿役(攻めキャラ)の手がどこにあるのか」に混乱して、さっき首筋を撫でていたはずの右手がチャックを開けながら秘部を弄んでいたりして、実質右手3本で左手何サボってんだ状態になります。

エロ書きはじめは体位の説明や手の位置の説明をサボりがち気付いたら局部描写しかないとかもありがちなので、無理せず自分が処理しきれるちんちん&まんまんの数をさばきましょう。
さもなくば、3Pなのに一人手拍子係が産まれてしまうハメになります。

エロなだけにハメってね。やかましいわ。

で、ぼくの場合は最初の通り、前戯・本番の流れを大まかに決めておきます。

<前戯>
フェラから顔射
 ↓
<本番>
正常位から対面座位でフィニッシュ

わりとあっさりですが、ぼくの場合このあっさりが1万5千文字になります。
この時、やりたいフェチはなるべく出し惜しみしないほうが後悔しませんね。

今回は例文なのでオーソドックスなメニューにしてありますが。
例えば足が綺麗な美少年なら足コキを前戯に入れるのがベターだし、堪え忍ぶ顔がたまらなく可愛いと思われるキャラには緊縛や射精管理などがオススメではあります。

どのプレイに関しても、エロはファンタジーですが、小説は100%の嘘は通用しません。
読み手に想像力を越えないように「ある程度の真実」を入れつつ書くのは忘れないようにしておきましょう。

おちんちんが二本ついていたら、相手の穴も二つあった事を「なんと奇遇な」の一言で済ませる事が出来ないのが小説なのです。

そういう事からも、わりと人間の想像の範囲内にあるプレイがエロでは基本になりますね。
想像の範囲内にある性交や、獣姦、蟲姦、SM調教などを心がけましょう。

(リョナはあまり想像の範囲内にあるとただのホラー小説になってしまうので気をつけましょう)(リョナエロとホラー小説は紙一重ですね)

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■本文を書こう

さぁプレイを決めたら本文を書きましょう!
と、思ってもたぶん「貴方の脳内にあるスペシャルエロエロフルコース」みたいなものを、最初から描写するのはムズカシイかと思います。

少し文字を書いて見て「陳腐だ」と思ってやめてしまうかもしれません。 
でも、最初から上手に描写とかは出来ないもんなんです。
気にせず、書けるだけ書いてみましょう。

その時に、もし本を読む人なら「自分の読みやすいと思う作家」さんの文体をイメージするといいと思います。

何ならマネてもいいです。
どんなにマネても、好きな作家さんの文章をコピペしない限りはまずその作家さんと同じような文章にはならないので安心してください。

気持ち脳裏に好きな作家さんのテンポを抱いて書く。
好きだった言い回しを真似てみる、みたいな形で文章を形成していくとやりやすいと思います。

文章は、あまりムズカシイ表現や慣用句、レトリックは実は必用ありません。
読み手は自分のテンポで、心地よく入っていく文章を好む傾向が昨今にはあります。

この「読み手のテンポを損なわない文章」「没入感」であり「求心力」でもある、娯楽小説にとって最も必用な部分です。

無理にムズカシイ言葉とかは必用ないです。
上手に書こうと思わなくても大丈夫。

上手に書くな、情事を書け。
の精神でとにかく形にしてみましょう。

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■精神論はいらねぇ、実技を出せ

そうだね。(真顔)
スポーツといっしょで精神論で小説が出来たら、字書きが印刷所さんに謝って締切りを延ばすなんて事はないよね。

という訳で、具体的に描写のこつをかくよ。


<導入>

セクロスまでの導入は、人それぞれ。
じっくりセクロスまで書きたいか、いきなりステーキな人もいると思います。

日常の描写をする時は、何かをさせながら導入を進めるとスムーズになりますね。
食事や料理など、生活に関係するものを入れると間持ちするのでオススメです。


・料理からセクロスへ

 リビングからキッチンを眺めれば、鼻歌まじりで料理をする愛しい人の姿がある。後ろ姿からでも分かる形のいいヒップライン。その柔らかさを自分は知っていた。今はエプロンにかくれている艶やかな肌も、その甘い吐息も。
  無意識に立ち上がると、気付いた時には後ろから抱きしめていた。

「な、何するの……料理中、だよ」

 驚いたように声をあげる中、鍋は沸騰して煮立っている。その首筋にキスをして、耳元で囁いていた。

「今は、きみがほしい」
「えぇ、でも……」

 何か言いたそうな唇を唇で塞いで、煮立った鍋の火を止める。

「料理は後だ、いいだろ」
「仕方ないなぁキミは……」

 そういいながらもどこか嬉しそうに笑うのだった。


……。
…………例文これでいいですか?(真顔)

んまぁこんな感じで自然に(?)セクロスにもっていきましょう。
生活描写などは場所……「キッチン」、音……「煮立った鍋の音」……見えるもの「包丁をもつ愛しい人」……そういうものを想像して、書いて行く感じです。

キッチンで恋人が料理をしている。
その後ろ姿で、昨晩抱いた記憶が蘇った。

……だけでもいいくらいですね。
ともかく、そういう想像できるパーツを繋いで文章をつくっていく……イメージでお願いします。お願いするんだぜ。

登場人物に何らかの作業をさせる、というのは書くのは上級者向けのような印象もありますが、もし会話を長く入れたいのなら、何かしながら作業をさせながらにしたほうがいいと思います。

まぁ軽く礼を出しましょうねぇ。


・長会話

「久しぶりだな」

 突然現われた彼を見て、目を丸くする。

「ひ、久しぶり、どうしたの……って、どこいってたのさ。ずっと連絡無かっただろう」
「ん、まぁそうだな」

 彼は頭を掻くと視線をそらして呟いた。

「ぶらぶらと、何もしてないってのもカッコ悪いと思って特に連絡してなかったら、こんなに経ってた」
「何で連絡してくれなかったんだよ」

 真顔で迫るこちらと視線をそらして、さらに言う。

「だから、何もしてないってのがカッコ悪いからだよ」


……。
…………そんな長台詞じゃないですが、まぁこんな風に会話の応酬がある時のシーン。

何もしてないと視線をそらしたり押し黙ったりするしかないんですよね。
だから何かさせておきましょう。


 油絵を描く手を止めたのは、懐かしい声だった。

「久しぶりだな」

 そう言いながら突然現われた彼を見て、危うく筆をとりおとしそうになる。

「ひ、久しぶり、どうしたの……って、どこいってたのさ。ずっと連絡無かっただろう」
「ん、まぁそうだな」

 彼は頭を掻くと書きかけの油絵に目を向け、どこか嬉しそうに微笑んだ。それは以前と変わらず絵を描いている自分に安心している風にも見える。そうして暫く絵を眺めた後、ゆっくりこちらへ視線を向けた。

「ぶらぶらと、何もしてないってのもカッコ悪いと思って特に連絡してなかったら、こんなに経ってた」
「何で連絡してくれなかったんだよ」

 パレットの上に筆をおき、さっきより語気を強める。知らずに前のめりになっている自分に気付いた。

「だから、何もしてないってのがカッコ悪いからだよ」

 そう言うと、彼は置かれた絵具を指先で弄んだ。


……。
…………なんとなく間持ちしている気になりませんか?

なりませんか。
今日からそういう気になれよ!

と、とにかく。
そういう細かい「想像出来る部分」を単語としてつなげていく事で、小説、そしてエロ小説は練度を増していきます。

どうでしょうか。
あんまりムズカシイ事じゃないような気がしますね。

という訳で貴方もLet'sチャレンジ!
エロ小説書いてみませんか。

もうぼくが飽きてしまったので今回はここまでにします。
気が向いたら続けるかもしれませんが、忘れると思うのでよろしくな!

それではマジで気が向いたらお会いしましょう。
アデュー!
posted by 東吾 at 22:36| 同人活動云々