2019年09月22日

現パロヤマアル、彼岸過ぎ前の頃。

原作が辛いと現パロに逃げてもいいじゃないか、人間だもの。

という訳で、今回は現パロのヤマアルです。
秋めいてきて、おきるのが億劫になってきたヤマムラ=サンと、どんな時でも元気で早起き! なアルフレートくんがイチャイチャします。

へいわなげんぱろのいちゃいちゃ。
つよめの幻覚が今日も俺を救う!

これヒョーコさんとリプライして思いついたネタなので既視感があったらそういう事だ。
まぁどうぞ。
「しのびて来る秋の音」

 暑さ寒さも彼岸までとは良く言ったものだ。
 つい昨日までは射貫くような日差しの中、茹だるような熱気に耐えていたと思ったのだがここ数日は涼しいを通り越して、肌寒さすら感じる程である。
 とりわけ朝方、最も寒い時間帯は夏着だと震える程に寒く、寝る時は足蹴にしていた毛布を被ってなければ耐えられない程に寒く思えていた。

 元より低血圧で冷え性のヤマムラは、尚更この秋の明け方が寒く思える。
 だから毛布にくるまって、ぬくぬくと眠っているのが好きなのだが。

「わー、ヤマムラさーん、朝です。朝っ、朝ぁー。早く起きましょう! もうお日様出てますからね!」

 日の出からほどなくして、アルフレートがヤマムラの寝室に転がるように飛び込んでくる。
 アルフレートはわりと早寝早起き……いや、多少寝るのが遅くても早く起きれるようで、目覚めるとこうしてヤマムラを起こしにやってくるのだ。

「もう、朝食もできていますよ! 今日はごはんを焚きました! 目玉焼きと、お味噌のスープと、なすのお漬け物もあります! キャベツも刻んでありますよ。これ、日本の和食朝食! ですよね。早く起きて食べましょう!」

 朝から溌剌とした声で愛らしい笑顔を振りまき、ヤマムラの毛布をはぎ取ろうと試みる。
 低血圧故に寝起きが悪く、二度寝の中にある微睡みに喜びを覚えるヤマムラにとって、アルフレートはゆっくりと眠る楽しみを奪った小さな悪魔であったが。

「ふふー、ヤマムラさんに食べてほしくて、頑張っちゃいました」

 そういって顔いっぱいの笑顔を浮かべる彼は、同時に天使でもあった。

 あぁ、でももう少し寝ていたいという思いが渦巻く。
 最近は執筆の仕事も好調で、筆がのると夜遅くまで仕事をしている事も多いので眠気は増すばかりだ。
 だが、折角朝食を作ってくれたアルフレートに悪い。起きなくては。

 あれこれ考えつつ、無精無精に身体をおこせば、アルフレートはヤマムラの前に座って笑う。

「あはっ、ヤマムラさん酷い寝癖ですね。まだ寝ぼけてます? ふふ……可愛い」

 そして、くしゃくしゃとヤマムラの頭を撫でるのだ。
 ヤマムラはアルフレートよりちょうど一回り年上なのだが、そんな自分を「可愛い」と思うなんてやはり彼は変わっていると思う。
 だが、その「変わり者のアルフレート」がヤマムラにとってもまた「可愛く」そして「愛おしい」のであった。

「こんなオジサンを可愛いとか言うのは、君くらいのものだぞ……」

 そういいながら眼鏡をかけるヤマムラを。

「可愛いですよ、貴方はとってもcharmingです……ふふ、私の好きな人ですから」

 アルフレートはそういい、またクシャクシャと頭を撫でる。
 あぁ、やはり愛おしい。
 この愛おしい彼と朝食をとるのもいいだろうが……。

「……俺もそうだ。俺も、君が好きだ。君を愛おしいと思う。君の言葉、君の行動、全てが愛らしい、可愛いと……思う。あぁ、言葉では足りないくらい……愛おしい、愛おしいよ、アルフレート」

 ヤマムラはそう告げ、
 暑さ寒さも彼岸までとは良く言ったものだ。
 つい昨日までは射貫くような日差しの中、茹だるような熱気に耐えていたと思ったのだがここ数日は涼しいを通り越して、肌寒さすら感じる程である。
 とりわけ朝方、最も寒い時間帯は夏着だと震える程に寒く、寝る時は足蹴にしていた毛布を被ってなければ耐えられない程に寒く思えていた。
 元より低血圧で冷え性のヤマムラは、尚更この秋の明け方が寒く思える。
 だから毛布にくるまって、ぬくぬくと眠っているのが好きなのだが。
「わー、ヤマムラさーん、朝です。朝っ、朝ぁー。早く起きましょう! もうお日様出てますからね!」
 日の出からほどなくして、アルフレートがヤマムラの寝室に転がるように飛び込んでくる。
 アルフレートはわりと早寝早起き……いや、多少寝るのが遅くても早く起きれるようで、目覚めるとこうしてヤマムラを起こしにやってくるのだ。
「もう、朝食もできていますよ! 今日はごはんを焚きました! 目玉焼きと、お味噌のスープと、なすのお漬け物もあります! キャベツも刻んでありますよ。これ、日本の和食朝食! ですよね。早く起きて食べましょう!」
 朝から溌剌とした声で愛らしい笑顔を振りまき、ヤマムラの毛布をはぎ取ろうと試みる。
 低血圧故に寝起きが悪く、二度寝の中にある微睡みに喜びを覚えるヤマムラにとって、アルフレートはゆっくりと眠る楽しみを奪った小さな悪魔であったが。
「ふふー、ヤマムラさんに食べてほしくて、頑張っちゃいました」
 そういって顔いっぱいの笑顔を浮かべる彼は、同時に天使でもあった。
 あぁ、でももう少し寝ていたいという思いが渦巻く。
 最近は執筆の仕事も好調で、筆がのると夜遅くまで仕事をしている事も多いので眠気は増すばかりだ。
 だが、折角朝食を作ってくれたアルフレートに悪い。起きなくては。
 あれこれ考えつつ、無精無精に身体をおこせば、アルフレートはヤマムラの前に座って笑う。
「あはっ、ヤマムラさん酷い寝癖ですね。まだ寝ぼけてます? ふふ……可愛い」
 そして、くしゃくしゃとヤマムラの頭を撫でるのだ。
 ヤマムラはアルフレートよりちょうど一回り年上なのだが、そんな自分を「可愛い」と思うなんてやはり彼は変わっていると思う。
 だが、その「変わり者のアルフレート」がヤマムラにとってもまた「可愛く」そして「愛おしい」のであった。
「こんなオジサンを可愛いとか言うのは、君くらいのものだぞ……」
 そういいながら眼鏡をかけるヤマムラを。
「可愛いですよ、貴方はとってもcharmingです……ふふ、私の好きな人ですから」
 アルフレートはそういい、またクシャクシャと頭を撫でる。
 あぁ、やはり愛おしい。
 この愛おしい彼と朝食をとるのもいいだろうが……。
「……俺もそうだ。俺も、君が好きだ。君を愛おしいと思う。君の言葉、君の行動、全てが愛らしい、可愛いと……思う。あぁ、言葉では足りないくらい……愛おしい、愛おしいよ、アルフレート」
 ヤマムラはそう告げ、アルフレートと唇を重ねる。
 小説家として、あれだけの言葉を紡いでいるというのにいざ愛する人を前にすると、どんな言葉を紡いでも酷く陳腐になってしまうような気がしたから、ただ唇を重ねていたのだが、突然のキスにアルフレートは驚いた顔をして、すぐに赤くなっていた。

「そ、そんな。朝から、急に、ず、ずる、ずるいです、ヤマムラさん……」
「ふふ……そうだよ、大人はね。とってもずるいんだ」

 そうして笑うと、その白い手をそっと撫でてから握りしめ、二人で一緒に毛布にくるまる。

「だから今日はもう少し……もうすこし君の笑顔を一人で楽しみたいから……こうして二人で寄り添って、一緒に同じ夢を見よう……アル」
「んぅ……朝ご飯、冷めちゃいます……」
「君と食べるのなら、きっと暖かいさ」

 毛布の中で身体を抱きしめ、互いにその温もりを感じる。
 人肌が暖かい。
 そう思えるほどに秋は深くなりはじめていた。
posted by 東吾 at 16:50| ブラボ